井桁屋本宅 「吉見邸」 その壱

今は取り壊わされてしまった　大正時代に建てられた百貨店・井桁屋ビル・・・・
その井桁屋の本宅　「吉見邸」も取り壊しのが決まっているようです・・・・(ーー;)
まだ吉見家の所有だったころにご縁があり　建物内を見させていただいたことがあります（当時の写真）

その後、建物内外の清掃で４回ほど行く機会がありましたが行くたびに　
歴史が感じられる建物であり　当時の優雅さが感じられました。

取り壊されることはほんとうに残念ですが　こんな提案もあります。

以前にカンブリア宮殿の番組で
一般社団法人200年住宅再生ネットワーク機構　　井上幸一氏（代表理事）が
古くなった民家は資産価値0として今も毎年5万軒近くがただの産業廃棄物として取り壊されている。木材はだいたい100年経ったところに強度が一番増す。今から60年以上前に建てられた戦後・日本の古い民家にはそんな優良な古材がたくさん眠って、『古材買います』のキャッチフレーズで伝統資材の買収を始めると、全国から問い合わせが殺到、「先祖代々、思い出のつまった家の資材を活かしてほしい」という想いある古い民家の持主が日本にもたくさんいたと。
一般社団法人200年住宅再生ネットワーク機構は
「日本の住宅寿命25年」と言われる業界に危機感を覚え
【グリーン建築】を推進しています。

グリーン建築（循環型建築社会）その定義は
１、新しく建築をするにあたり、全てを捨てることなく活かせる資材（伝統資財）を活用する
２、新しい建築をするにあたり、将来再利用できる資材を使用する
３、使える建物に関しては、出来るだけ長期間使用できる提案を行う

番組編集後記に
木と土壁の家は暖かみを感じる。住み心地がいい。古い民家の佇まいはわたしたちを癒す。井上さんの話で、その理由がわかった。木は、木材になっても生き続ける。自然材を使った家は、生命に囲まれていることになる。そして古材は、資源と効率の見直しを促す。百年、千年という長期的視点で資源と効率に目を向けると、二つのキーワードが浮かんでくる。生命、そして日本固有の風土と文化である。

「吉見邸」は取り壊して廃棄物となる前に　一部分でもその価値を良く考える時間があってもいいと・・・
思いますがどうでしょうか(^^)！　　　　

古民家鑑定士

井桁屋本宅　「吉見邸」　その壱　
http://tsuyoshi246088.blog.so-net.ne.jp/2012-08-31
続きです。　
古民家鑑定士　ってなに？？？ですよね　　
厚生労働省が認可した財団法人職業技能振興会が認定する資格で、古い民家の保存、活用、再利用を目的に建築的見地及び環境保全の見地に立ち適切なアドバイスを専門的な知識と技術を用い行える能力有する人たちのことです。文化的観点から評価し、その価値を鑑定する
今日は　ＮＰＯ200年住宅再生ネットワーク機構の呼びかけで　愛知県内の古民家鑑定士、伝統資財施行士の方々が吉見邸の鑑定に参加してくれました。

鑑定結果は後日の報告としますね( ..)φ

吉見邸には　地下蔵があるんですよ(゜o゜)
押入れのふすまを開けると　そこに地下に降りる階段が・・・・・(・_・;)

そこには　昔、お宝があったかもですね　歴史の足跡が・・・　
　
東側の石垣が崩落することで建物にも影響があるそうです。隣家は無いんだけど（空き地）・・・　
　

古民家鑑定士 活動報告

地元紙の記事に掲載されました。

クリックすると拡大出来ます。

古民家鑑定士の活動が知ってもらえたことはうれしいことです。
旧吉見家本宅がもう時期取り壊されてしまうこと　　　　・・・残念なことだと感じます
「歴史と文化の薫る街」はどうなるんでしょう？？？　(>_<)

古民家改修工事の計画

明治の終りに建てられた　三河地方の四八帖両縁側の間取り　農家型の住まいです。
何年か前に屋根下地を取替　黒瓦で葺き替えをされた住まいです
飾りの無い　切妻屋根のシンプルな造りです。

庭場　　玄関ホールは梁が燻されて真っ黒になっています。

今回、水廻りの改修、若夫婦の生活空間、子ども部屋と　間取り計画ｓを進めながら　耐震補強を同時に行います。　
いつも打合せをいっしょにしてくれる　チサちゃんから　似顔絵とメッセージをいただきました(^^)v

古民家耐震改修

http://tsuyoshi246088.blog.so-net.ne.jp/2013-08-30

古民家改修工事が着工して 屋内の床は全て撤去した後、平面計画と耐震計画が施工可能か再度現場での検証中です。
柱下の土台が悪くコンクリート基礎と柱下にみかげ石を入れ込み 柱下を安定させます。


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久しぶりの登場 甥っ子のKくん
サンタさんからのおやつに満足そう(^ ^)